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Vol.5 『限定解除』
「あんたいま蹴ったな?」
背中に感じたたしかな衝撃の正体にすぐさま気付いた志木は、喜多見を見上げて糾弾した。
「蹴ったがどうした。寝こけているとはいい度胸だな、瑞帆」
「う…ッ」
冷たく言い放たれて志木は口ごもったが、喜多見が手にしているものに気付いて眉を寄せた。
どこから持ってきたのか、4合ほどの大きさの酒瓶が居間の灯りを反射している。
「……それ……」
「ああ、露天で一杯飲ってたんだが、足りなくなってな。フロントに頼もうかと思ったらそこの冷蔵庫に入っていた」
喜多見が指し示した先に、居間の隅の冷蔵庫が見える。
「露天で……足りなくなった?」
「脱衣所に氷で冷やした小瓶と、銚子と猪口が用意してあったぞ。なんとも至れり尽くせりの宿だな」
志木はそれに気付かなかったが、喜多見は風呂場に入ったときから気付いていたのだろうか。志木を追ってこずに何をしているのかと思ったら――
「俺をほっといて酒かよ」
「人を放ってさっさと先に上がったのはお前だろう?」
「そりゃあんたが意地悪く焦らすから――」
「私が起こさなかったら朝まで寝ていたつもりか?」
「う、ぐ……ッ」
志木は低く呻いて黙り込んだ。仕掛けておいて寝こけてしまった志木のほうが分が悪い。少しの時間とはいえ、自力で起きたならまだしも、起こされたのでは言い訳できない。
志木は身を起こして、何を言われるかと身構えた。
しかし、喜多見が出して来たのは口ではなく、手でもなく――足だった。
ひょいと無造作に喜多見の足が上がり、裾が割れてちらりと覗いた肌に視線が誘われると同時に、上げられた喜多見の足が志木の肩をゆるく蹴り付けた。
不意打ちを食らった志木は、簡単にバランスを崩して仰向けに倒れる。そういえば少し前にもこんなことがあったような――と思い浮かべている間に志木に馬乗りになって逃げ道を塞いだ喜多見が、持っていた酒瓶の蓋を開けた。
「喜多見!? 何すん――」
喜多見の意図が分からずに逃げ出そうとする志木を喜多見の手が捕らえる。そして、浴衣の袷を鷲掴みにして無理やり志木の上体を引き寄せると、唇に深くくちづけた。
いつの間に含んだのか、喜多見が口移しで志木の口腔を酒で充たす。それはかなりの量で、息苦しさに思わず全て飲み込むと、喉奥が熱を帯びた。
飲み干してやっと唇を解放され志木は顔を背けたが、強引に顎を捉えられて、再び唇を塞がれる。深い口づけと共にまたも酒を含まされ、飲み干しきれずに溢れたそれが頬を伝って流れ落ちた。
「……ッは…あ、き…たみ……ッあんた俺が酒強くないの知ってて――」
「知っているから飲ませてるんじゃないか」
「なんで――」
「……お仕置き?」
「あんた絶対ガッコにいるときと人格違う……ッ」
嚥下した酒が、志木の頭をふわふわと揺らしている。
一見、体も大きく酒にも強そうな志木だが、実はあまり強くない。飲めないわけではないが、ビールならコップ3杯が限度で、日本酒なら猪口一杯でもけっこうくる。それを口移しでひと息だ。
「生徒に酒のませるなんて…この不良教師……」
「いまはオフだからな」
「……」
嘯く喜多見に、志木は顔を覆って目を閉じた。
「……瑞帆?」
急に静かになった志木を、喜多見が身を屈めて覗き込む。
志木の片手が、そうっと喜多見の帯に伸びた。そして、
「――そう簡単に負けるか――よッ」
帯を引っ掴んだ志木は、引き込み返しの要領で喜多見を布団の上に転がし、素早く体勢を入れ替えて喜多見に覆い被さった。
「うっわ……頭回る……」
呻くように言って肩口に顔を埋める志木の浴衣の背を喜多見の手が引いた。しかし、身長は同じでもウエイトは志木の方が上だ。しかもしっかりと押さえつけられていてビクともしない。
「おまえ、いつの間にこんな器用なまねを覚えたんだ」
「柔道の授業はわりと好きでさ、特に寝技は得意なんだよ」
渋面を作る喜多見に、志木は笑って見せた。
運動神経が良く体格もいいため、体育会系の部からはよく誘いを受ける。バイトがあることを理由に断っているのだが、3年生になった今でも夏まででもいいからと言ってくる部もあるのだ。
志木は、組み伏した喜多見をまじまじと見下ろした。
しっとりと濡れた短い髪、温泉の湯のせいかいつもより滑らかでさらりとした感触の肌、浴衣が乱れて見え隠れする鎖骨と乳首。酒のせいか、眼鏡をかけていないせいか、どことなく潤んだ眼差しにドキリとする。
焦らされ、焦らしていた時分の熱が急速に蘇り、志木は喜多見にくちづけた。
手首を押さえつけ、口腔を舐り、荒い吐息と舌を滑らせて肌を探る。左手で浴衣の衿を押し開き、右手で帯を解いて、下着の中に手を差し入れた。
「こらっ、そんなに急くな」
早くも尻を撫でてその奥に指を伸ばそうとする志木の体を押し返しながら、窘めるように喜多見が言う。しかし志木は、それを聞かずに指を進ませた。
「……ッばか…無理――」
「じゃ、舐めて」
さすがに侵入を拒まれて、志木はもう片方の手指を喜多見の口元に突き付けた。
「――おまえ、酔ってるのか?」
「酔ってねえよ。――たぶん」
浮遊感は消えたが、別の熱さが体中に満ちて、酒に酔っているのか喜多見の体に酔わされているのか、自分でもよくわからない。
志木は、喜多見の唇を右の指先でなぞった。2〜3度行き来させ、僅かに開いた唇の隙間から人差し指と中指を口腔に滑り込ませる。喜多見は僅かに眉根を寄せたが、ゆっくりと志木の指に舌を絡ませ始めた。
志木は嬉しげに微笑んで、体を脇にずらして喜多見の体を抱き起こした。
喜多見の舌と唇が触れている右手の上腕で背を支えるようにして横抱きに抱え、浴衣の袖から腕を引き抜いて喜多見から着衣を剥ぎ取る。脱がせた浴衣と下着を放り投げ、空いた手で外気に晒された喜多見のものをやんわりと撫で上げた。
「ン……ッ」
「やめんなよ、喜多見」
指を離しそうになった喜多見を諫め、続けるよう強要し、瞼にくちづける。そして、喜多見の手を取って、堅く勃ち上がりつつある自分の股間に導いた。
「俺のも触って…?」
甘えるように懇願すると、浴衣の裾を割って下着の上から志木のものに触れていた喜多見の手がそろりと動き出す。
巧みに動く指先にたちまち硬度を増したそれで、すぐにでも体の欲するまま抱きしめて貫きたい衝動に駆られる。どうにかそれに耐え、志木は喜多見を向かい合わせに膝立ちに立たせて抱き寄せ、唾液に濡れた指先を双丘の奥の蕾に押し当てた。
「……ッ」
抵抗を押しのけるようにして入り込んだ指先に、志木の首に腕を回した喜多見が小さく息をのむ。志木はかまわず突き入れてかき回した。
「…み、ずほ……ッ…ちょっと待っ……」
2本目の指を差し入れられて、喜多見が身動ぎした。内側が締め付けるように収縮しまだ指2本が精一杯だが、指先を動かすとくちゅくちゅと濡れた音がした。
その微かな音に激しくそそられる。絶えずつきまとっている熱さが、体中をめまぐるしく駆け巡っているようでもどかしい。特に、喜多見の指で刺激された股間のものは、より熱い場所を求めて堅く張りつめている。
志木は耐えきれなくなって、一度指を引き抜くと喜多見の膝裏を手前に引いてその体を押し倒した。
2人折り重なるようにして倒れ込み、柔らかい布団がそれを受け止める。
志木は喜多見の脚を押し広げ、再度最奥を突くように指を押し込んだ。
「瑞帆…ッやめ――ッ」
強引な指先から逃れるように身を捩った喜多見を掴まえて抱き留め、奥の一点を執拗に攻める。指先がそこを掠めると、喜多見の体が跳ねるように痙攣した。
「あ! ……ぅ、あ……ッ」
「喜多見――俺もう限界……」
志木は喜多見に顔を寄せて囁き、指を引き抜いて喜多見の両足を脇に抱えると、指より太く熱いものを蕾の入り口にあてがった。そして、まだ解きほぐれきっていないそこに強引に己を押し込み、ひと息に突き貫いた。
「―――ッ」
焦らされた意趣返しなど、もはやどうでもよかった。ただ喜多見が欲しくて、なにもかもが熱い。
喜多見の体のたしかな質感と、打ち込んだ志木のものを包む喜多見の内の熱さだけが、今の志木の全てだ。
「…瑞……ッもう少しゆっくり……ッ」
「も、止まんねえって――」
歯止めが利かない。自分を止められない。より深い場所を求めて、体が暴走する。余裕など全くなくて、強張った体で訴える喜多見には応えられそうにない。
喜多見の両腕が、志木の体を抱き寄せた。志木は引き寄せられるまま喜多見を抱きしめる。
「あっ……ぅ、ん……ッあ、ぁ」
突き上げるたびに、志木の耳元で熱い吐息とともに溢れて零れる喜多見の声が、志木の熱をさらに引き上げる。喜多見の両手が、手繰り寄せるように志木の浴衣の背を掴んで固く握りしめた。
熱さに朦朧とし、志木は欲望の赴くまま喜多見を求め続けた。
「きた、み……っ喜多見――」
「ぁ、あ……瑞帆…ッ」
「……芳秋――」
熱に浮かされるように、志木が掠れ声で口走った。
そのひと言に、喜多見がうっすらと笑みを浮かべる。しかし、志木はそれに気付くことなく、絶え間ない熱さに溺れた。
「ああ……ッ」
喜多見の声が、ひときわ大きく甘やかに響いた。
ふいに、ぽっかりと目が開いた。志木はもともと寝起きは悪くないが、実にスッキリとした目覚めだ。
しかし、気分と反比例し、体はどことなく気怠い。志木はゆっくりと身を起こし、ふと視線を落として――
「き……ッ」
視界に飛び込んで来た姿に、思わず声を上げそうになって慌てて己の口を両手で塞いだ。
志木の傍らで、喜多見が俯せに眠っていた。
そして、掛布から覗く肩甲骨のあたりに赤い所有印を発見し、志木は自分がどこにいて、何をしていたかを思い出した。だが、全てではない。ところどころ記憶が抜けている。
志木は改めて周囲を見回した。
志木が放り投げた喜多見の浴衣の近くに、いつ脱いだか覚えていない志木の浴衣が丸まっている。出発前夜にバッグに放り込んできたことは覚えているが、到着してから出した覚えのないコンドームの箱が枕元に転がり、封の開いている小袋も幾つか散乱していた。
だいたい、いつ眠ったのかが記憶にない。暗かったのか明るかったのか、それすら曖昧だ。
はっきりと覚えているのは、合わせた肌のぬくもりと、喜多見の中の熱さと充足感、そして喜多見が放った声。
志木は顔を赤らめたが、同時に不安にも襲われ、眠り続ける喜多見をそっと盗み見た。
一体何回したのか思い出せない。途中からはただ欲望のままに突き進んでいたような気もする…。
ぴくりとも動かない喜多見が心配になり、志木は恐る恐る喜多見の肩に触れ、軽く揺すった。
「――ん……」
小さく呻いた喜多見が身動ぎした。志木はそれを息を詰めて見つめる。
やがて目蓋が薄く開き、喜多見の傍らについた志木の腕を追うように視線が上げられ、志木と喜多見の目が合った。
「…おはよう」
「……おはよ……」
薄く笑った喜多見につられるように志木は言葉を返す。
「何時だ?」
「えっと――9時すぎ」
喜多見に問われて辺りを見回した志木は、喜多見の荷物の上に置いてある腕時計に目を止め、腕を伸ばしてそれを取り上げて答えた。
「9時か。そこら辺片付けて寝癖直してこい。朝飯食いに行くぞ、志木」
そう言って喜多見は上体を腕で支えて起きあがった。
「…っい……」
「喜多見!?」
喜多見の漏らした呟きに、志木は顔色を変えて志木に手を差し伸べた。支えるように肩を抱いた志木を見返して、喜多見が首を傾げる。
「どうした?」
「いま、痛いって……。俺、なんか記憶が飛んでんだけど、あんたに無理させたんだろ?」
「――全く覚えていないのか?」
「全然ってワケじゃねえけど……」
「何を覚えてる?」
「…何って……喜多見の声とか、感触とか、すげえ気持ちよかったこととか、そういうのは――でも何回やったかとかは…」
しどろもどろではあるが、志木は訊ねられたとおり素直に応えた。喜多見は、そんな志木の左頬に右手を伸ばして手のひらで包み、やわらかく叩いて髪を撫でる。
「多少強引だったのはたしかだが、酷いことは何もされなかったから大丈夫だ」
「でもどっか痛いんじゃないのか?」
「そりゃあ明け方までやってれば少しは腰にくる」
「ごっごめ――」
夕食を取って風呂に入ったあとから明け方までを時間に換算して、志木は青ざめた。
「ずっと突っ込まれていたわけじゃない。さすがに体が保たないと思って、色々やって挿れるのを引き延ばしたりもしたしな」
狼狽えている志木とは対照的に、いつもと変わらない様子であっさりと喜多見は言った。
だが志木は、簡単にタガが外れてしまった自分に憤らざるをえなかった。何とも情けなくて腹立たしくてもどかしい。
しょんぼりと項垂れる志木に、喜多見は微苦笑を浮かべ、志木の頬に触れていた手を顎下に滑らせた。そして俯いている志木の顔を正面に向かせ、その唇にキスをした。
「気にするな。合意の上だ」
微笑んだ喜多見に、呆然としていた志木の頬に朱が差す。言葉の意味をあれこれと考え、おそらく正解だろう答えに思い至り、何度か喘ぐように口を開けるが言葉にならない。
「だが毎回では身が保たんからな。そこはちゃんと学習しろよ」
「…はい」
拳固でゴツンと志木の頭を叩いた喜多見に、志木は素直に頷いた。
「志木! 乗り遅れるぞ」
宿を譲ってくれたバイト先の同僚への土産をあれこれ悩んでいる志木に、背後から喜多見が呼びかける。
「うー…、いいや! おばちゃん、これ両方ちょうだい」
志木は手にした菓子の箱を見比べて、両方を店番の中年女性に差し出した。菓子を入れた袋と釣りを受け取って、大急ぎで喜多見の元へ戻る。
喜多見は、走り寄ってきた志木の手から、土産の袋を掬い取った。
「いいよ、俺が持つって」
「ならバッグを寄越せ」
「やだ」
志木は、宿を出る時に喜多見から取り上げた荷物を、伸ばされた喜多見の手から遠ざけた。
11時のチェックアウト時間に宿を出てから、ぶらぶらと古い町並みを見て回って昼食を取り、駅までやって来て土産を物色した。その間、志木は下校時の罰ゲームよろしく全ての荷物を持ち続けている。
「大丈夫だって言ってるだろう?」
「ダメだって」
たとえ合意でも無理をさせたことはたしかなのだから、荷物持ちくらい当然だ。志木の自己満足ではあるが、自宅に送り届けるまで喜多見の荷物は自分が持つと決めている。
「志木」
喜多見が、呆れたような溜め息をついた。
「……あれ?」
「なんだ?」
「名前、戻ってる?」
呼び名が苗字だったことに気付いて、志木は喜多見に問い掛けた。
「朝からそう呼んでいたぞ。1日という約束だったからな。昨日待ち合わせたのが9時だったろう?」
「――ああ、そっか……」
志木は、拍子抜けして呟いた。
いつの間にか名前で呼ばれることに慣れていた。覚えている限りでは、体を重ねている間もずっと名前で呼ばれていたが、違和感などなかったように思う。
あれほど嫌だった呼び名だが、元に戻った今では少し淋しい気もする。
「あんたに呼ばれるのは嫌じゃなかったな…」
むしろ、なんだか嬉しかった。名前で呼ばれるだけで、どことなく甘い気分になる。
「そうか」
「あんたが呼びたいんなら、1日だけじゃなくても……」
「――やめておこう」
喜多見は少し考えてからそう答えると、土産の袋を下げたまま駅の改札に向かって歩き出した。
「な、なんで?」
志木は喜多見を追いかけ、続けて改札をくぐりながら訊ねた。
喜々として名前で呼んでいたのは、ただ志木をからかって楽しむためだけだったのだろうか? そうだとしたら、意外にも嬉しかっただけに気分は複雑だ。
喜多見は足を止めずに志木を振り返る。
「学校でも、つい呼んでしまいそうだからな」
学校で、喜多見が志木を苗字で呼ぶのは何もおかしなところはない。志木が教師である喜多見を苗字で呼び捨てることも、生徒間ではよくあることだ。
もちろん、生徒を苗字ではなく名前で呼ぶ教師もいるが、そういう教師は大方の生徒を名前や愛称で呼ぶ。だが喜多見は、どの生徒のことも名前で呼ぶことはないのだ。
「そ…っか――」
喜多見は、手にした切符に記されている車両番号と、ホームの車両表示を照らし合わせ、ホームの中ほどで立ち止まった。
「おまえが卒業したら、遠慮なく呼ばせてもらうことにしよう。だからしっかり勉強しろよ?」
「う――ハイ……」
連休明けには中間考査が待っている。赤点・補習の連続で進級も危うかった去年と同じく卒業も危ういということになれば洒落にならない。
家族のためにも、喜多見との付き合いのためにも、留年するわけにはいかないと心に決めている志木は、喜多見の言葉におとなしく頷いた。
喜多見はそんな志木を見つめて、不自然でない程度に身を寄せて囁く。
「だた、無性に呼びたくなることもあるかもしれないな。セックスの時とか」
志木は露骨に狼狽えて顔を赤くしたが、すぐに気を取り直すように咳払いをして、喜多見の耳元に唇を寄せた。
「それじゃあ、イクときに呼んでくれよ」
思いのほか早い切り返しに、喜多見は僅かに目を見張ってから穏やかな微笑みを浮かべた。
「おまえもな」
「え? 俺?」
訊ねた志木の声は、ホームに入ってきた電車の音にかき消された。
志木が喜多見を抱きながらその名を呼んだことを思い出し、照れずに名前を口に出来るようになるのは、もう少し先のことになる。
−終−
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