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Vol.1 太陽のかけら (5)
事務所の私室で書類の束に目を通している氷上の元へ、神之倉が戻ったと組員が伝えに来た。
用事が済んだら顔を出すよう伝えるようにと指示を出して、書類の束に視線を戻す。組長の部屋に顔を出し、諸々の報告を受け指示を出すと、ここにやってくるのは15〜20分後くらいか。
キリのいいところで書類から目を離し、眼鏡を外して眉間を指先で強く押した。少々疲れ目気味だが、目の疲れなど吹っ飛ぶ一勝負がこのあと待っている。
口で負けたことはないが、神之倉はどんな相手よりも手強いのだ。
あらためて覚悟を決めたところで、部屋のドアがノックされた。
返答を待って開かれたドアから、スーツ姿の神之倉が現れる。氷上は、デスクの上の書類を片付けながら、神之倉を迎えた。
「おかえり。どうだった、大阪は?」
「静かなもんだ。今のところ、山陽会の睨みが利いている」
言って、神之倉はデスクの前にある応接セットのソファに腰を下ろした。
「とりあえず、山城組のいまのカシラが健在のうちは大きな動きはないだろう。小競り合い程度は許容範囲だが、度を超すなというのがうちの系列会派の同一見解だ」
「山城の若頭は…伊庭さんか。一度会ったことがあるが、たしかにあの人なら心配ない」
「ああ。だが、内部に反対勢力も抱えている。頭の痛いところだろうよ」
ゆったりとソファに身を預けて、神之倉は煙草を銜えた。
「氷上、火ィ貸してくれ」
氷上は、デスクの上に置きっ放しだった自分のジッポを、神之倉に向かって放り投げた。鈍銀色の固まりは、緩い放物線を描いて神之倉の手の中に納まった。
「自分のはどうした?」
「佐伯に渡したままだった」
「佐伯は?」
「今朝から西町のほうで揉めてるらしくてな、さっき行かせたよ」
「こき使って可哀想に」
「心にもないこと言うなよ。あいつが適任だろうが」
「まあな」
神之倉の側近で秘書的役割も兼任している佐伯は、神之倉や氷上より2歳年下と若いながら外交手腕に長けている。
ことさら口数が多いわけではないのに弁が立つ。その特性を見込んで、神之倉につけて3年経った。交渉術の初歩を仕込んだのは氷上だが、自分の下に置いておきたいくらい使える男だ。
もっとも、それだけの男だからこそ若頭の側近が務まるわけだが。
「ところでお前、自宅に戻らなかったのか?」
聞いていた新幹線の到着時間から事務所に戻るまで、やけに早かった。
デスクを離れ、部屋に備え付けてあるコーヒーメーカーから注いだコーヒーを差し出しながら氷上は尋ねた。
「特に用事もないしな」
「隣のボウズと会ってくりゃよかったのに」
「まだ学校の時間だろう」
格の話題に、神之倉の頬が僅かに緩んだ。
神之倉の向かいのソファに腰を下ろした氷上は、そんな神之倉に何気ない素振りで目を遣って、口火を切るタイミングを計る。
格には特に口止めはしていないので、隠していてもいずれ露見するだろう。それまで黙っていて後に肉弾戦になるよりは、早めに口での勝負に持ち込んだ方が氷上に有利だ。もっとも、いつ拳が飛んでくるかわからないが。
さあ、一勝負始めようか。
「神之倉」
「ん?」
「ありゃあ、滅多にない玉だぞ?」
「何がだ?」
「だから、隣のボウズ」
軽い調子で口にした氷上の言葉を聞いた神之倉が、ピタリと固まった。
平静な表情で氷上を見返していたその顔に、徐々に険しいものが広がる。眉間に皺が刻まれ、目の奥に剣呑な光が煌めいた。
「…いつ会った……?」
ひたと氷上を見据えて、神之倉は低い声で尋ねた。
「そりゃあ、お前が大阪に行ってる間に決まってるだろう」
「何故だ?」
「聞かなくても判っているだろう?」
氷上は、あえて答えなかった。氷上が格に興味を持ったことなど、神之倉はすでに看破していたはずだ。
「まさか、呼び出したのか?」
「いや、会いに行った」
「自宅まで?」
「そう。お前の部屋、使わせてもらったぞ」
「俺の? どうやって――」
神之倉の眉が訝しげに歪み、氷上の手元に視点が固定される。
数秒間、氷上が掲げて見せた一本の鍵を凝視していた神之倉が、ソファの背もたれに預けていた体を起こして前傾姿勢をとった。
「お前、いつそんなものを」
「お前が大阪に行く前に、ちょっとな」
いくら付き合いが長く気心が知れているとはいえ、互いの部屋の合い鍵までは、2人とも持ってはいない。
氷上が神之倉の部屋の合い鍵を作ったのは、格に警戒心を持たせないためだ。初対面の相手だが、部屋に勝手に入るほど神之倉と親しいのだから大丈夫だと思わせようとしたのだ。
結局のところ、格は一目で氷上の正体を見破ったわけだが。
「なんだってそこまでしてあの子に会いに行ったんだ? 返答次第では殴るぞ」
断固たる口調で、神之倉が尋ねる。こういう口調の時は、正直に答えるまで神之倉が引くことはないと、氷上は経験として知っていた。
「そう熱くなるなよ」
「氷上」
軽く流そうと試みた氷上だったが、やはり神之倉は引く気を見せない。強い眼差しで、じっと氷上を見据えている。
「だから、お前の考えているとおりだよ。興味を引かれたから、会ってみたかった。それだけだ」
氷上は正直に告げた。神之倉を介してではなく、突然会うのも面白そうだと思い神之倉の留守を狙ったが、こそこそ会いに行く必要があったわけではない。
格には、古賀沢の幹部としての立場もあって会いに来たというようなことも言ったが、それも格の反応を見てみたくて言ったことだ。
お前達の気持ちはどうでもいい、俺には壊す権利があるなどと、勝手にも程があると怒るのが大抵の反応だろう。さすがにこれには、食ってかかってくるだろうと思っていた。
だが格は得心した。諦めようとも、自分の気持ちを抑えようとも思わなかったろうが、氷上の立場と氷上の言うことに納得はした。氷上にはそう見えた。
神之倉が饒舌にその人となりを語ってしまうほどの子供だ。神之倉のいない間に壊さなくてはならないようなつまらない相手ではないと思ってはいたが、氷上の想像以上に侮れない子供だった。
どういう風に育ったらあの年であれほど腹の据わった子供になるのか、いっそ不思議ですらある。
「子供でも男でもいいとお前が思うなら、何もかまうこたァねえと俺は思うぞ。まだ子供なのが惜しいくらいだ」
「……一体どんな話をしたんだ?」
「秘密」
「氷上」
にやりと笑ってはぐらかした氷上に、神之倉が溜め息混じりに何かを言いかけたその時。
2人は、揃ってデスクの方へ視線を遣った。デスクの上の携帯電話が、ぶるぶると震えながら持ち主を呼んでいる。
氷上は立ち上がり、そのありふれた呼び出し音を発する電話を手にした。
「はい?」
『氷上!』
応答した途端、氷上の耳に悲鳴のような声が飛び込んできた。
まだ幼さを残したその声に電話をかけてきた相手をすぐさま察し、そしてその切羽詰まった声色を訝しく思いながらも一応相手を確認すべく呼びかける。
「格か? どうした?」
聞いていた神之倉が驚きを顔に顕した。
『氷上! 佐伯さんが! 佐伯さんが――ッ!』
「佐伯? 佐伯がどうしたんだ?」
予想外の名前が出てきて、氷上は問い返す。神之倉も同じだったと見えて、怪訝そうな表情を浮かべた。
『血が止まんないんだよ! どうしよう、氷上。どうすれば止まるんだッ!?』
「血が止まらないって、一体何があった? 今どこにいるんだ?」
これまた予想外の内容に、神之倉が立ち上がる。
「落ち着いて説明しろ。どこで、何があって、今どういう状況なんだ?」
さすがに子供相手に無茶な要求をしているとは思ったが、あえて氷上は噛んで含めるようにそう問いかけた。
動転されていては対応しようがない。何事かが起こったのは確かなようだが、当の佐伯から神之倉に連絡がなく、事務所内も静かなものだ。状況が判るのはこの電話だけしかない。
立ち上がった神之倉が氷上の傍らにやってきて、携帯電話の小さなスピーカーから漏れる音に耳を傾けた。
『ごめ…ん――そうだよな。ええっと、ここ、西町のでっかい本屋の前なんだけど』
驚くことに、声には動揺が残っているものの、格はすぐに氷上の問いに答え出した。
『俺、友達の家に寄った帰りで、ついさっき偶然佐伯さんと会ったんだけど、挨拶したら通りを走ってきた黒い車の中の男に』
佐伯が撃たれた、と格は言った。
氷上と神之倉は一瞬だけ鋭い視線を交わし合い、格の次の言葉に集中する。
『佐伯さんと一緒にいた組の人は、足に当たったみたいなんだけど意識はあるんだ。でも佐伯さん、呼んでも返事がないんだよ。撃たれたとこから血が止まらなくて、救急車はまだ来なくて、それで』
極力冷静に詳しく話そうと努めているようだが、佐伯の姿が目に入ったのか、その言葉尻が震えて途切れた。
「わかった。撃たれたのはどこだ?」
最悪のケースも覚悟して、氷上は格に尋ねた。
『左肩と腹の右側と、あと左足の腿んとこ』
「心臓はどうだ? 耳の――」
『耳の後ろのとこは、いまドクドクいってる』
指示を出すより先に、格から答えが返ってくる。
「よし。腹から行くぞ。佐伯のワイシャツは脱がせられるか?」
撃たれた場所はどの部位で右なのか左なのか、そして説明するより早く頸動脈で脈を取る。子供とは思えない対応に、舌を巻く思いだ。
神之倉が、氷上から離れ足早に部屋を出ていった。氷上はそのまま残って指示を続ける。
「両袖を抜いて、傷口にあて布をして脱がせたワイシャツを巻き付けろ。あて布は汚くなければなんでもいい」
手伝ってください、という声が微かに聞こえてきた。応じた声にも聞き覚えがある。佐伯についていた組員は、動くことはできる傷のようだ。
『―――出来た!』
2分ほど待つと、格の声が飛び込んできた。
「肩と足、どちらの出血が多い?」
『足のほうが多いと思う』
「弾は? 抜けてるかどうかわかるか?」
『え? えっと――あ! ズボンの前と後ろに穴が空いてる』
「抜けてるな。それじゃあ、佐伯のネクタイあるな? それで撃たれた足の付け根を縛るんだ」
『――うん、次は?』
今度は、さほど待つまでもなく応答があった。
氷上は、電話を耳から話さずに背広を着込み、コートを引っ掴んで部屋を出た。エレベーターを待たずに階段を使って1階へ向かう。
「次は肩だ。撃たれたのはどのあたりだ?」
歩きながら、続けて格に問いかけた。
『えっと、腕の上のほう…力こぶのあたり』
「それはどうだ? 抜けてるか?」
『……抉れたみたいになってる』
「傷の上にハンカチを当てて、その上から手で押さえるんだ。止まらないようなら体重をかけてもいい。あて布に出来るものが何もなければ、腕の付け根を親指で圧迫してみろ」
階段を下り、指示を出しながら、極力慌てた素振りを見せないようにビルの裏口へと向かう。挨拶をしてくる組員には目だけで返し、裏口で待っていた車の後部座席、神之倉の隣へと乗り込んだ。
「どうだ? できたか?」
『――うん、大丈夫』
「よし。ひとまず切るぞ。何かあったらまたかけろ。すぐそっちに行く」
車は滑らかに発進し、大通りへと飛び出した。
西町へ向かう途中、神之倉の携帯電話が鳴った。
神之倉が氷上の部屋を出てすぐさま現場に向かわせた組員からの報告の電話だ。彼らは、救急車が去った直後に現場に到着したらしい。
神之倉はいくつか指示を出して現場を彼らに任せ、車を運転していた組員には西町から一番近い総合病院へ向かうよう言った。
受付で氷上が柔らかく尋ねると、許容量オーバーでたらい回されることなどなくすんなりと運び込まれたようで、現在処置の最中だという。
そして外科の処置室の前で、格が待っていた。
着ているもののあちこちが血にまみれ、血に濡れた手で擦ったのか、顔にも血の跡がある。
駆けつけてきた神之倉と氷上の姿を認めて、格の強張った顔がほっと緩んだ。
「怪我はないか?」
「俺はどこも。これ全部、佐伯さんの血だから…」
尋ねた氷上に、一瞬顔を歪めて格は答えた。
「宮川は?」
佐伯が伴っていたはずの組員の姿が見えない。
「あの人もいま治療中。当たったのは足だけなんだけど、足首の方で、全然立てなくって――」
掠めただけならいいが、そうでなかったら骨に当たった可能性がある。氷上は、険しい顔で処置室を見遣った。
「医師(せんせい)が言うには、佐伯さん、命に関わる傷じゃないって。さっき看護師さんが輸血がどうのって言って出てきたから訊いてみたら、意識戻ったからって。大丈夫だって言ってた」
格は神之倉を見上げて、自分の判る限りのことを懸命に伝える。
神之倉は、それを聞き終わってひとつ頷くと、格の頬を手のひらで包んで血の跡を親指でぬぐった。
「わかった」
短く素っ気ない一言だが、労いと感謝が込められたそれには暖かい響きがある。
格の表情が柔らかくなり、その膝がかくんと折れた。
「格!」
咄嗟に神之倉の手が格の腕を取り、崩れそうになった格の体を支えた。
格はその手にすがり、苦笑する。
「気が抜けた……」
無理もない。緊張の連続だったはずだ。
氷上の視線を受けた神之倉が、格をそばにあった椅子に導いて座らせた。
「家には連絡したか?」
「まだ――病院の中、携帯使えないから」
「よく俺に電話しようと思いついたな? 怖くなかったのか?」
格の傍らにしゃがんで、氷上は尋ねた。
格は視線を神之倉から氷上へ移し、少し首を傾けて記憶を辿るように話し出す。
「最初はただびっくりして……そんで、銃声って意外と軽い音だなーとか思ってたんだけど、目の前で佐伯さんが倒れてて――」
格の両手が、膝の上でぎゅっと握り合わされた。
「血の止まんない佐伯さん見てたら、どうなっちゃうんだろうって、このまま何も出来なかったら…って、そっちのほうが怖かった」
正直に自分の気持ちを語る格の声が、僅かに震えた。倒れた佐伯の様を思い出したのか、幾分顔が青ざめて見える。
「電話、わかりにくかったろ? あんまり血が出るからパニクっちゃって……ごめん、氷上」
申し訳なさそうに謝った格に、氷上は思わず感嘆のため息を漏らしそうになった。
解り難いどころか、同じ状況であれだけの受け答えが出来る“一般人”は、大人でもそう多くはない。この子供は、どこまで自分の想像を超えるのか。
「止血の仕方はわかったか?」
「うん、氷上の説明聞いてたら、保健の授業で習ったの思い出した。指とか手のひらの止血の仕方しか習わなかったけど、教科書に図が出てたなーって。……ちゃんと出来てるといいんだけど」
格が、不安げに処置室に目を遣った。
その格の肩へ、ダークグレーの背広が掛けられた。視線を上げた格の肩を2度やさしく叩いて、背広の主の神之倉は氷上に視線を移す。
「格を頼む」
「――わかった」
表情のない顔に、すべてを心得て氷上が頷くと、神之倉はくるりと体を反転させて歩き出した。
それを見た格が慌てて立ち上がり、神之倉を呼び止める。
「なんだ?」
神之倉は立ち止まり、ほんの少しだけ顔を向けて格に応えた。
格はなにかを言おうと口を開けたが、思い直したかのように口を噤み、
「――なんでもない。いってらっしゃい」
首を横に振ってから、にっこりと笑って言った。
「―――」
「士朗?」
沈黙のまま格を見つめた神之倉に、格が首を傾げる。
「――行ってくる」
「うん」
神之倉は一言だけ言い残し、一度も振り返ることなく廊下の向こうへ消えた。
どこからか声が聞こえ、消えていく。廊下をゆく看護師か医師のものだろう。
処置室からは、まだ誰も出てくる気配がない。
「おまえ、あいつがどこに行くかわかってるのか?」
神之倉が去った先を見つめ続ける格に、氷上は尋ねた。
「わかんないけど、佐伯さんを撃った人か、撃たせた人のところだろ?」
「それがどういうことだかわかって言ってるんだな?」
氷上はあえて厳しい声で訊いた。わからなければ知らぬままでいいと、隠しておけばいいとは思えなかった。これこそが、極道である神之倉の姿だからだ。
格はやっと廊下から視線を逸らして氷上を見上げ、
「……俺が止められるわけないし、止めていいわけでもない。俺はまだガキで、こないだ氷上が言ってたような“血縁”でもないから、ついて行くこともできない。だから、帰って来るって信じて、行ってこいって言うしかないじゃん」
そう言い放った。
格の瞳に迷いはない。いまの自分に出来ることと置かれた立場を理解して、しっかりと腹を据えている。
氷上は、格の目を見つめたまま沈黙する。
そして、やがて大きな溜め息をついて微苦笑を浮かべた。
「……おまえがもう6〜7歳年がいってて女だったら、間違いなく口説いてるぞ、俺は」
ヤクザ者の連れ合いといっても一様ではない。自分を抑えて内助に徹していたり、何かにつけて我を通したがったり、諦観して一歩おいて接していたりと様々だ。
だが、すべて理解した上で笑って送り出し、信じて待つ事ができる豪胆さを持つ者はなかなかいない。古賀沢の先代組長の女房をはじめ、そう多くはない人数しか氷上は知らない。
「やっぱり年齢って重要?」
格が納得がいかないといった表情で氷上に問い掛けた。
「男の本能は理性だけでは抑えきれないもんがあるからな。惚れた相手ならなおさらだ」
「抑えてくんなくてもいいのに」
「――当然、それも意味が分かって言ってるんだな?」
不満げに呟いた格に、氷上は尋ねてみた。格は、氷上に向かって不敵に笑って見せる。
「同じ歳でカノジョだカレシだ言ってる奴もいるんだぜ? いろんなのがいるんだよ、ガキにもね」
こんな顔も出来るのかと感心し認識を新たにして、氷上は笑い返した。
本当にたいした玉だと胸の内で呟きながら、神之倉が歩み去った先へと視線を向ける。
格も、氷上と同じ方向へと目を遣って、しばらく二人して無言で誰もいない廊下を見つめ続けた。
−続−
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